「関中」の麺屋を名乗るとは恐れ多い!胃袋を攻める麺屋!「关中面馆」

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エリア:青龙寺 おすすめ度:★☆☆☆☆
漫画キングダムにも出てくる「秦の始皇帝」が中国を統一できたのはなぜか。
その理由の一つに挙げられるのが「地の利」である。
秦の王都咸陽、そしてここ西安を含む地域一帯は、中国の中でも「关中(関中)」と呼ばれ、周りが山で囲まれている。その山の合間には関が作られ、東の「函谷関」、西の「隴関・大散関」、北の「蕭関」、南の「武関」があった。4つの関に囲まれた地域ということで「関中」という名で呼ばれていると言われている。
そのため敵が攻めにくく、「秦(関中)は敵の百に対して一の兵力で対抗できる」という言葉もあったほど。特に東の函谷関では、漫画「キングダム」の中でも大きな戦があった場所として迫力のあるシーンがたくさんあるのはご存知の方も多いだろう。
そしてその「关中」という言葉は今も使われ、お店の名前や、料理の名前によく出てくる。今回やってきたのは、堂々と店名にこの「关中」をつかった「关中面馆」。
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日本にゆかりのある観光スポット「青龙寺」にほど近い、どでかい野菜市場の入り口にあるところをちょうど見つけて入ってみることにした。
名前だけでも期待を抱かせる。たのしみだ。
お店の店構えもまあまあ、清潔な感じもする。そして周りのお店に比べて客も入っている。
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よし、いくか。
メニューは基本的に麺だけ。
上にのっているのが野菜か肉か、または3種類のあじをまぜたやつ(三合一という)かくらいだ。
私は肉の麺を頼み、妻はニンニクに油をかけて香りを出す「油泼面」を頼む。
「扯面?拉条子?」と聞いてきた。この店は「扯面(ちーみえん)」一本づつ伸ばす広くてひらぺったい麺か、「拉条子(らーてぃあおず)」伸ばしてうどんくらいの細さにした麺のどちらかを選べるらしい。
今日は扯面にした。
楽しみだ。
テーブルにはそれぞれニンニクの籠がおいてあった。
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これこれ、これがなきゃこっちの麺は始まらない。
そう、こっちは生のニンニクをかじりながら麺を食べるのが習慣なのである。
えー、エチケット的に無理、なんていう人は大きな損をすることになる。わたしも最初は抵抗があってなかなか手が出なかったのだが、勇気を出して一口ニンニクをかじって麺を食べてみたら、、、
もう、ガチウマ!である。
こんなにおいしいんならもっと早くやっておくべきだった、と自分の愚かさに腹が立ったのを覚えている。あれから5年がたつだろうか。毎回ではないが、こういう麺を食べるときは、ニンニクはほぼ必需品だ。
こちらでは、ランチに来ている若い女の子も、中年のおじさんも、子供たちも、みんながニンニクをかじって麺を食べる。
みんなで臭けりゃこわくない!である。
私もニンニクの皮をむきながら麺を待っていると、10分ほどでやってきた。
おおー。うまそう。
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私が頼んだのはこちら、肉臊子面(ろうさおずみえん)。「臊子(さおず)」とは角切りにした肉や野菜のこと。それが麺の上にのっているからそういう名前がついている。
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では、下に塩や調味料がとぼっていることが多いので、よくかき混ぜて、いただきます!
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まずはニンニクを一口かじって、麺をそのままズルズルズル。
うーーん、ん?
ん?あれ、なんかこれ
油が臭い?
妻の油泼面(ようぽーみえん)も食べてみる。
うわ、ナニコレ!ほんと油が臭い!
麺は普通においしいのだが、かかっている油が妙に匂う。古い油を使っているのか、外に出してずっとそのままにしてあったのか、酸化しているようだ。
うーーーー、なんかショック。これはあまり食べないほうが良い。もしかしたら「地沟油(でぃーごうよう)」を使っているかもしれない。
「地沟(でぃーごう)」とはわかりやすく言えば「どぶ」のことである。こちら中国では、一度どぶに捨てた油を、すくってきれいな感じにこしてもう一度食用油として売る、そんな業者がいるというニュースを見たことがある。
そういう安い油を使っているお店だとその「どぶ油」の可能性があるのだ。実際に確かめる方法は今のところないが、なんか怪しい気がする。
胃腸をやられる気配もちょっとする。
なにが「关中面馆」だよー、たいそうな名前を付けといて、、、
と文句を言いたくなるが、半分くらいを残して立ち去った。
秦の始皇帝は「関中」という地の利を生かして他国を征服し、中国統一を成し遂げた。
一方私は、「関中」の麺に胃袋を攻められたようだ。なんだかおなかがぐるぐる言っている。
まあ、こういう時もあるもんさ
それくらいでいる方がこっちの生活は楽しめる。
次はおいしい「关中面馆」に出会えるのを楽しみにしている。
つづく
■評価・店舗情報
おすすめ度:★☆☆☆☆
正直、ここは行かないほうがいい。この油の臭さは普通じゃない。結局おなかを下しはしなかったが、明らかにぐるぐる胃腸が頑張っている様子だった。うん、わたしも二度と行かないだろう。
エリア:青龙寺
アクセス:地下鉄3号線「青龙寺()ちんろんすー」駅C口から南方向へ、歩いて5分ほど
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