ぺキチンの西安生ガイド

「グルメキングダム」西安への誘い☆西安グルメ一挙大公開!


西安市を含む陝西省はグルメの宝庫。まさにグルメキングダム!
それは中国のほぼ中心にあり、いわゆる北方と南方、両方の地域にまたがっているからだ。さらには、西の方から少数民族も自分たちの食文化を携えてやってくる。いろんな食が入り混じった中国でも有数の豊富なグルメを味わえるエリアなのである。
さらに西安の外食は安い!麺食なら一杯7元(130円)から食べることができ、毎日のように外食してもそれほど財布を傷めない。そんな夢の都西安に住む私ぺキチンは、幸せな日々を送っている。
そんな幸せを皆さんに少しでもお裾分けするべく、西安の豊富なグルメを写真付きで一挙にご紹介したい。

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<西安のグルメ一挙大公開!>
○麺
一口に麺食と言ってもいろいろあるのだが、普通麺とは「小麦粉で作られたもの」全般を指す。西安はこの麺食の種類が半端じゃない。ここでは代表的は麺食13種の麺バー(メンバー)をご紹介したい。
1拉面(ラーミエン)

いわゆるラーメン。本場のラーメンは牛肉のスープが特徴的で、少数民族が作る。
2拉条子(ラーティァオズ)

 ラーメンよりも太目でうどんに近い。コシのある歯ごたえが魅力。
3扯面(チーミエン)

 手で一本づつ伸ばす、特徴的な面。こちらもちょっと太目で平たい。たれが良く絡んで味が濃い。
4刀削面(ダオシャオミエン)

 日本でも有名な刀削麺。麺の塊から一本づつ切り出していくその技術はまさに職人技!
5菠菜面(ポーツァイミエン)

 ほうれん草が練りこまれた緑色の麺。ふんわりと香る面は栄養たっぷり!
6岐山面(チーシャンミエン)

 歯ごたえが特徴的な細麺で、酢の効いたスープで食べるのが一般的。
7细面(シーミエン)

 極細の縮れ麺で焼きそばにして食べる。私も一押しの炒细面(チャオシーミエン)中国風焼きそばは最高のB級グルメ!
8麻食(マーシー)

 パスタの仲間ペンネによく似た形。スープにいれたり、炒めたり、食べ方は自由自在。
9饺子(ジァオズ)

 お湯で煮た水餃子と焼き餃子、蒸餃子に分かれる。私は「锅贴(グオティエ)」という焼き餃子が大好物!
10馒头(まんとう)

 中身のない肉まん。こちらでは主食として炒め物と一緒に食べる人も多い。素朴な味が好きな人にはたまらない。
11麻花(マーフアー)

 麺の生地をねじって油で揚げたもの。サクサクッとした食感がお菓子のように軽くておいしい。
12包子(バオズ)

 日本で言う肉まんのようなもの。中身の種類はいっぱいあって面白い。野菜系のバオズなら2個1元(16円)で食べられちゃう。
13汤包(タンバオ)

 日本で言う小籠包で皮が薄く、透明感のあるぴちぴちお肌のよう。皮を破れば絶品のスープがあふれ出す。箸でつかむときは皮を破らないようにご注意を!
○小吃(シャオチー)ローカルフード
西安にはこのシャオチーがいっぱいある。何をシャオチーと呼ぶかは定義があいまいだが、いわゆる気軽に食べられるローカルフードのこと。英語に訳すと「スナック」となる。小吃食べ歩きは最高に楽しい。
1肉夹馍(ろうじゃーもー)

 固いパンに豚肉の角煮を刻んだものをはさんで食べる。通称「チャイニーズハンバーガー」。食べ歩きの定番!ジューシーな肉汁とカリッと焼かれたパンの食感が最高。
2凉皮(りゃんぴー)

 小麦粉や米粉で作った麺を冷製でいただく。これも買い食いの定番。肉夹馍とセットで食べるとおいしさ倍増である。肉夹馍,凉皮,冰峰(地元で有名な炭酸オレンジジュース)3つ合わせて西安套餐(西安セット)という。
3米线(みーしえん)

 米粉の麺をスープでいただく。雲南省の过桥米线(ぐおちゃおみしえん)が有名だが、それとは違った細めのモチモチ感のある食感が特徴。個人的には辛いスープでいただく麻辣米线(まーらーみーしえん)が最高。
4牛肉饼(にゅうろうびん)

 牛ミンチを練りこんだ記事を油たっぷりであげる揚げパン。パンはパイ生地のように何層にもなっていてカリカリ、中からジュワっと肉汁があふれ出すさまは圧巻。
5台湾手抓饼(たいわんしょうじゅあーびん)

 台湾から渡ってきた朝ごはんの定番メニュー。薄いパイのような記事に卵や野菜、ソーセージを一緒に焼いて、巻いて食べる。ほんのり甘い生地が個人的にはだいすき。持って歩くのに便利なので食べ歩きにもいい。
6胡辣汤(ふーらーたん)

 いろんな野菜を大きな鍋で煮込んで、トロッととろみをつけたスープ。野菜たっぷりで栄養豊富、山椒や唐辛子の香辛料も効いてて体もぽかぽかあったまる。冬の朝食の定番。
○鍋料理
1麻辣香锅(まーらーしゃんぐお)

 自分で入れたい食材を選んで渡すと重さで料金を計算。そのあと、プロのコックさんが豪快に炒めてくれる。日本では見ない面白いシステム。個人的には、友達と4,5人で行くときよく食べる。
2冒菜(まおつぁい)

 麻辣香锅(まーらーしゃんぐお)の汁ありバージョン。ほんとの鍋のようにスープで煮られたものが出てくる。これも具材を自分で選べるのが特徴。調子にのって入れすぎるとすごい金額になることもあるので注意。
3火锅(ふおぐお)

 四川や重慶が本場の火鍋。西安でもその味を体験できる。入れる具材は種類が豊富、魚、肉、野菜。個人的にはエビ団子や魚肉の団子がお気に入り。最後に麺を入れてしめれば大満足間違いなし!
4串串香(ちゅあんちゅあんしゃん)

串にささった野菜や、牛のホルモンなどを鍋でゆがいてから、ゴマだれ、ニンニク、唐辛子などで味付けしてくれたものを頂く。このたれがおいしくて、パンなどにつけて食べると最高。
○本格中華
1豆角茄子(どうじゃおちえず)

 インゲン豆とナスの炒め物。こちらのザ・定番メニュー的な存在で、レストランに行ったらとりあえずまずはこれを頼む。値段が15元(250円)くらいから会ってお手軽価格なのも魅力。
2鱼香茄子(ゆーしゃんろちえず)

 魚ベースのだしに甘辛い味付けが日本人好みの料理。たれによくなじんだナスもイケるが、そのたれをご飯にかけて食べるのが私流。
3回锅肉(ほいぐおろう)

 一度ゆがいた肉を薄く切って、もう一度鍋で炒める。肉が鍋に帰ってくるという意味の「回锅肉(ほいぐおろう)」。日本でもおなじみのホイコーローだ。こちらでは味噌の味付けではなく、唐辛子、ニンニク、塩、醤油、というシンプルなもの。肉の味が楽しめる。
4糖醋里脊(たんつーりーじー)

砂糖と酢をベースの甘酸っぱいたれ豚肉の天ぷらに絡んでいるという感じの料理。この甘酸っぱいたれが絶品で、こちらも直接オンライスが最高にイケる。
5宫保鸡丁(ごんばおじーでぃん)

 角切りの鶏肉を油で揚げ、ピーナッツなどと一緒に炒める料理。醤油砂糖がベースの甘辛い味付けが日本人好み。
○デザート
汤圆(たんゆえん)

 小さなおもちの団子の中に、ゴマ、ピーナッツ、小豆、果物のジャムなどいろんなペーストが入ったお菓子。ゆがいて温かい状態でいただく。個人的には黒ゴマペーストがお気に入り。甘くておいしい。
○珍味
1豆腐乳(どうふーるー)

豆腐をさらに発酵させたような珍味。チーズのような深い味わいで、最初は勇気がいるが、慣れると強烈にはまっていしまう人が続出している。お米に乗せて食べると塩からのような感覚でイケる。スーパーやコンビニなどにも売っているのでぜひ試してみてほしい。
2咸菜(しえんつぁい)

 いわゆるこちらの漬物。すっきりさっぱりとしたザーサイのようなイメージ。酒のつまみにも良くて、よく買ってしまう。おかゆに入れてもおいしい。
今回はひとまず以上。
ほんとはもっともっとあるのだが、いっぱいありすぎて紹介しきれないのが残念だ。
食の都西安
その潜在能力は半端ない
皆さんもぜひ自分の目で見、においをかぎ、食べて味わい、体全体でこの西安の魅力を感じてほしい。
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