ぺキチンの西安生ガイド

中国鉄道の列車に乗り込んだら、中はこんな感じになってます。-寝台列車(硬卧)の場合

中国旅行を列車で楽しむ方も多いです。
安くて途中の景色も楽しめて個人的にもとてもお勧めです。でも初めての方にとっては中がどんな風になっているんだろうと思われる方も多いと思います。

そこで今回は寝台列車に乗った時に撮った写真をご紹介します。寝台列車はグレードが2種類あって「硬卧(インウォー)」「软卧(ルアンウォー)」に分かれています。

硬卧はベッドが三段になっていてスペースが狭いけどとにかく安い。
软卧はベッドが2段でちょっとふかふかなんですが値段が比較的高い。

のが特徴です。

もちろん私はほとんどの場合硬卧に乗ります。でも硬卧は安いのですぐに売り切れてしまうので。売り切れてしまって仕方ない時に软卧にも乗った経験があります。前回、西安から上海へ硬卧に乗りましたのでいっしょに見ていきましょう。

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ベッドの空間

こんな感じで3段になってます。「上」「中」「下」と少しづつ値段が違って、上段が一番安いです。今回は中段でした。中段に入り込んでみると

こんな感じ。ちょっとわかりにくいですが、高さが狭くて170センチの私は身を90度に起こすことが出来ませんでした。壁にもたれかかって60度くらいの角度で本を読んだりパソコンで遊んだりすることはできますが圧迫感満点です。
それで普通は下に降りて、下段の人のベッドの隅に座らせてもらいます。中国ではそれが当たり前なので下段の人も嫌がることはありません。
もし下段が座りにくいなら、ベッド空間の向かい側にこんな風に椅子がありますので、そこに座ることができます。

そこは通路にもなっているので人がよく通り、あんまりくつろげないですけどね。

切符の交換

乗ってしばらくすると、列車の係員が寝台列車用の切符交換をしにきます。そのときに乗車切符とベッドのカードを交換します。

そしてまた降りる直前になったら駅員が交換しにきますので、乗車券を取り戻してください。

乗車券は駅から出るときに必要ですので、なくさないように注意しましょう。
お次は気になるトイレに行ってましょう!

トイレ

トイレは車両のつなぎ目に2,3個あります。これはどこの列車も同じですね。では恐る恐る開けてみたいと思います。

トイレはこんな感じ。

発車したばっかはこんな風にこざっぱりとしています。これがだんだん時間がたつと、、、、写真では撮りたくなくなってきます。
流すときはこちらのボタンを長押ししてください。

ただちょっと押すだけでは流れてくれないので、辛抱強く水が出てくるまでお待ちください。
手を洗うところはありますが、、、、こんな感じでした。

よくあります。下の水に手がつかないようにして頑張って洗ってください。

物売り台車

トイレから出てほっとしていると、なにやら大きな声がだんだん近づいてきます。それは食べ物や飲み物、おもちゃや水筒などを台車に乗せておじさんやおばさんが売りに来るのです。それももちろん列車の係り員です。ほんとどこに行っても商売っ気がありますよね。

でも、その台車にも何種類か種類があって面白いです。

「飲み物台車」には水やビール、ジュースが乗っています。
「弁当台車」には列車内の厨房で作ったお弁当が15元くらいで売られています。これが一番頻繁に来ますね。数時間たつと売れ残りが10元に値下げされます。
「スナック台車」には中国の珍味やお酒のつまみになりそうなナッツなどが乗っています。
「おもちゃ台車」には長距離列車の移動で飽きている子供たち用のおもちゃが売られています。
「土産台車」には西安の特産品やお土産にピッタリのものが売られています。
「雑貨台車」には携帯のコンパクト充電池や自撮り棒などが乗ってます。

ほんとにたくさんの種類があって、それがどんどん通るので結構中は賑やかです。いろいろ中身も見てみましたが、買いたくなるようなものはあまりありませんでした。

まとめ

いかがでしょうか?

中国の寝台列車の中の様子をご紹介しました。
中国の寝台列車はやはり刺激的な旅を楽しませてくれます。目的地に着くまでもあなたを飽きさせませんよ。
中国旅行の計画にぜひ参考にしてみてください。

ぺキチン