ぺキチンの西安生ガイド

中国の新幹線・列車予約は日本でできる!でも「G」とか「Z」とかって何?

中国はとにかく広いので国内を飛行機移動するのは当たり前の世界。

でもどうせ旅するならその途中に通り過ぎる土地の景色も楽しみたい!という人には列車の旅がおすすめです。

ということで、日本から列車の予約をしようと思ったのに!

「G」とか「D」とか「T」とか列車の周囲がいろいろあって、何を選んだらいいかわからない!そんなことありませんか?

そこで今回は中国在住の管理人ぺキチンが、中国の列車の種類をご紹介します。

中国に7年ほど在住している間にほとんどの種類の列車に乗ったので、その感想も一緒にお伝えしますね。

「G」一番早い新幹線

名前の意味:「高速动车组(gaosudongchezu)」の頭文字をとって「G」です。

速度:最高速度350キロ

基本情報:いわゆる新幹線のことで、最も早く走る鉄道です。

一般的には、「高铁gaotie」と呼ばれています。普通の列車の3-4分の1の時間で着きますが、値段も3,4倍します。

考えようですが、一度は乗ってみるのもいいと思います。

乗った感想:席の間隔は広くて、リクライニングで倒せるしほんとに快適でした。10時間くらい乗りましたが、全然苦にならずあっという間に感じましたね。さすが値段も早さも最高クラスの列車です。

「D」2番目に速い新幹線

名前の意味:「普通动车组(putongdongchezu)」「D」はdongcheの頭文字です。

速度:最高速度250キロ。しかし、普通の鉄道線路の上を走るので、普通は平均160キロ程度しかだせない。

基本情報:車体はGとよく似ています。でも速度が遅いので、かかる時間は普通の列車とGの間くらいです。それに伴って値段も中くらいです。そういう意味では速度に見合った価格設定だと思います。

乗った感想:乗り心地はGと似た感じですごくよかったですよ。しっかりくつろげました。Dは寝台もあって、乗ってみましたが、普通の列車より清潔感があって、ベッドが柔らかい感じがしました。

「Z」日本で言う特急列車

名前の意味:「直达特别快速旅客列车(zhidatebiekuaisulvkelieche)」の頭文字をとって「Z」です。

速度:最高速度160キロ

基本情報:日本で言う特急みたいな感じといいましょうか。

でもこのクラスから下は価格が全部同じです。Zは普通列車の中で一番早い列車です。

遠い距離だとKやTよりも1,2時間早くて同じ価格なので、お得感がありますよ。

乗った感想:うん、DやGに比べて客層ががらりと変わります。

込んでいるときに乗ると、けっこう大変。

通路に座ったり、座席の下に潜り込む人などがいて、日本ではなかなか見られない光景が広がっています。

長時間乗るときは寝台をとることもできますが、なかなか快適ですよ。

「T」急行列車

名前の意味:「特别快速旅客列车(tebiekuaisulvkelieche)」の頭文字をとってTです。

速度:最高速度160キロ。ですが、Zよりも停まる駅が多いので、速度は落ちます。

基本情報:Tもよく利用します。車体によってはとても新しく、清潔感があるので好きですね。

でも時期(春節や夏休みの時期)によってはZと同じく、大変混雑しますので、覚悟が必要です。

乗った感想:Zとほぼ変わらない感じです。車体によってはZよりも清潔で快適です。

「T」の寝台も30時間くらい乗りましたがとても楽しかったです。

「K」普通列車

名前の意味:「快速列车(kuaisulieche)」の頭文字をとってKです。

速度:最高速度140キロ。しかし停まる駅が多いので普通は80-120キロ。

基本情報:普通Tよりもさらに停まる駅が多く最高速度も遅いので時間がかかります。

長距離の列車としてはこれが一番ゆっくり走る列車ですね。

ゆったり外の景色を眺めながら旅をしたいときはこのKがおすすめです。

乗った感想:雰囲気はZやTと同じです。でもゆっくりなのでしょっちゅう止まる感じがしますね。泊まるときのブレーキ音がキーキー言うので、うるさく感じました。

「4桁の数字だけの列車」

名前:数字だけでアルファベットはついていません。「普通快乐列车」いわゆる普通列車のことです。

速度:最高速度120キロ。でも普通は60-80キロの間くらいで走行します。

基本情報:いわゆる普通電車ですね。ほんとにゆっくり走ります。基本的には長距離ではなく大きな都市から乗り換えてその周辺の近くの小さな都市へ行くための列車ってイメージです。

乗った感想:雰囲気はZやTなどと同じ感じです。でもやっぱり田舎の人たちが多い感じがしました。

来ている服や表情なども違うので、わたしたちが日本語で話しているのを聞いて、外国人が乗るってる!とちょっと驚いている感じでしたね。

でも楽しくおしゃべりができたので楽しかったですよ。

まとめ

いかがでしたか?

中国の列車の主な種類をご紹介しました。

日本の鉄道ファンの皆様にも興奮していただけるラインナップがそろっていると思います。

ぜひ、実際に中国にきて、いろんな列車に触れ合っていただきたいと思います。

中国旅行を計画していて、日本から列車を予約しようとしておられる方も参考にしてください!