ぺキチンの西安生ガイド

中国語にも敬語・謙譲語はあります。でも使う時は要注意!


出典:タダピク 孔子

中国語にはあまり日常で使うような敬語がないですし、実際あまり使わないです。年上の人を敬う精神は日本よりも強い気がするので、不思議だな~って日本人的に思ってしまいます。言葉じゃなくて行動で表すのが中国式の敬意の表れなのかもしれません。

でも敬語を全く使わないというわけでもなく、ビジネスだったり、ちょっとお堅い表現が好きな人が日常でも使ったり、レストランなどでも聞くことがあります。なので歩いていど知っておくと旅行などに行った時も役立つかもしれません。

ということで、中国語の敬語表現をいくつかご紹介してみたいと思います。意外にけっこうありましたよ。

参考にしたサイトはこちら

中国語の尊敬語・丁寧語

名詞

〇【您】 あなた。
用例:「您好」こんにちは

〇【寒舍】自分の家のこと。「お粗末な家」のような感じ

〇【高寿】高齢な人のこと。

〇【惠书】他の人からもらった手紙のこと。直訳すると「恵みの書」

動詞

〇【光临】 来る
用例:欢迎光临!(huan1ying3 guang1lin2)【いらっしゃいませ!】

〇【光顾】

〇【劳驾】

〇【留步】送らない(その場にとどまるの意味)
用例:「请您留步」送らなくて結構です。(その場にとどまっていてください)

〇【指教】 指導・評価する(相手にお願いするとき)
用例:「请多指教」 ご指導よろしくお願いします

〇【包涵】 許す(相手に許してもらいたい時)

その他

〇请【どうぞ~してください】
用例:「请坐」 どうぞ座ってください

中国語の謙譲語

動詞

〇【失陪】 先に帰る。
用例:失陪了 お先に失礼します。

中国で敬語を使う時の注意点!

中国で敬語・謙譲語を使う時の注意点は1つ。

あまり敬語や謙譲語を使っていると最初は、

おお~中国語良く知ってるね~と褒められますが、だんだん慣れてくると、嫌がられます。それは、あまり固い雰囲気の言葉でしゃべられると距離感を感じるようです。

実際日本語でもそうですよね。

同級生の中のいい友達が急に敬語で話し出したらどう感じるでしょうか。

「あれ、どうした?」

って感じますよね。

中国人はその感覚がさらに敏感です。

とっても人づきあいを大切にして、いったん仲良くなるといわゆるため口のような雰囲気で話すのが好きです。

こっちもそうやって話すと親近感をもってもらえるので、中国人に友達ができたらぜひおためしください。

中国人がとっても嫌がる意外な一言

敬語ではないのですが、よく私がつかっていたある一言が地元の人にとても嫌がられました。

それは「谢谢」ありがとうです。

え、ありがとうってお礼を言っちゃいけないの?

と私も最初は思いました。でも中国人、特に西安人がそうなのかもしれませんが、お礼を言われることをとても嫌がります。

理由を聞くと

「友達になったらもう家族みたいなもの。家族に何かあげた時に毎回毎回お礼なんていう?ありがとうって言われると距離を感じてしまうんだよ。」

みたいなことを言っていました。

まあ、家族でも言うけどね。と思いましたが、中国では違うようですね。お礼を言われると他人のように距離を感じるようです。

でもおもしろいのは、言葉で感謝を示すのは嫌がられるんですが、物で何かお返しをしたりするととっても喜びます。

やはり、言葉じゃなくて行動で示せ!っていう雰囲気が染みついているんでしょうかね。

まとめ

いかがでしたか?

中国語の敬語・謙譲語の例、使う時の注意点をご紹介しました。

言語ってとても面白くて、ただしゃべる言葉が違うだけじゃなくてその国の人たちの文化にも大きな影響を与えているんだなということをひしひしと感じます。

もしあなたが中国語を学んでいるのなら、日本にはない新しい文化を楽しむチャンスです。言語の勉強って覚えることがたくさんで大変だけど、ぜひその道中を楽しんでくださいね。