中国旅行でビザが必要なのはどんな時?注意点と申請方法は?

出典:タダピク

中国旅行を計画していて気になるのはビザが必要かどうか、ですよね。

実際に私の友達は何も知らずに行って不法滞在になってしまい、罰金1万元(17万円)はらうはめになった友達もいます。可哀そうでした。

安心して楽しく旅行を楽しむためにもビザが必要かどうかきちんとチェックし、正しい手順でビザを取得する必要があります。

まあでも、ビザを取るのがめんどくさい人にはちょっとした裏技もありますけどね。

というわけでこの記事では

・中国旅行でビザが必要かどうかチェックする方法

・中国ビザ申請の時に注意する点

・ビザの申請方法

・ビザを取るのがめんどくさい人におすすめの裏技

について写真付きで分かりやすくご紹介します。

この記事で紹介するのは観光目的で中国に行く人のためのビザです。短期の出張などの商業目的がある人はビザが違いますので注意してください。

中国旅行でビザが必要なのはどんな時?

中国でビザが必要なのは、滞在期間が15日以上のときです。

なので15日以上の旅行であればビザを取る必要があります。

たまに勘違いする人がいるんですが、「中国で15泊以上する」じゃなくて、「滞在が15日以上」です。中国に入った日から1日目が始まり、中国をでる日までカウントされますのでご注意ください。

たとえば1月1日に中国に入国したら、1月14日までに出国すればビザは必要ありません。

1月15日以降に出国の予定であればビザが必要になります。

ビザを取るかどうか迷う時、、、

たまーにあるのが

14日ぎりぎりの日程で計画したんだけど、万が一飛行機が遅れたりして滞在が15日になってしまったらどうしよう!

という不安です。

万が一のためにビザを取った方がいいんじゃないか?とも思うんですが、その心配はありません。

すでに帰りの航空チケットがあれば、航空会社の責任で遅れた場合には次の便に乗るまでの臨時のビザを空港で発行してもらうことができます。

なのでそんなに心配する必要はありません。

でももし、自分がただ乗り遅れた、とかだとそのビザも出してもらえませんので気を付けてください。

いろいろ聞いている話だと1日超えたくらいなら「次は注意してね」ということで許してもらえてる人もいますが、最近は厳しくなっているのでそうもいかないかもしれません。そうなったら1日当たり500元(8000円ほど)の罰金が課されます。

中国・観光ビザの種類

2018年現在、選べる中国の観光ビザは2つ

「30日ビザ・シングル」と「30日ビザ・ダブル」です。

「シングル」は期間内に30日間の滞在が1回可能だということ。「ダブル」は2回可能ですよ。ということです。

この「期間内に」というのがちょっとわかりにくいと思うので掘り下げて説明します。

「30日ビザ・シングル」というのは細かく言うと、「ビザを取得してから3か月以内に入国すれば30日滞在できますよ」というもの。

「30日ビザ・ダブル」は「ビザ取得してから6か月以内に2回目の入国をすればそこから30日滞在できますよ」というものなんです。

たとえば1月1日に「30日シングル」ビザを取得したとします。

すると3月31日までに入国すればそこから30日滞在できます。

極端に言うと3月31日に入国すれば4月の29日までは中国にいられるということです。

また仮に1月1日に「30日ダブル」ビザをとったとすると、、、

2回目の中国への入国を6か月後の6月30日までにすれば、そこから30日滞在できます。

6月30日に入国したとすると7月の29までは最長中国にいられるという訳です。

1回目の滞在はそれ以前であればいつでも最長30日間滞在できます。

ちょっとこれはややこしいんですが、ご自分の計画に応じて選んでください。

もしこれから6か月以内に2回は中国に行く予定だ!という方はダブルを選んだ方がお得です。

わたしがよく使う「ドングリツアー」という代行会社で頼むと、シングルは14000円、ダブルは18000円、その差4000円で申請できるからです。

ビザを取るときの注意点(Nくんの失敗談)

これは私の友達Nくんの実際の失敗談です。

以前中国に遊びに行った友達のNくんはちょうど一か月の滞在予定で「1月10日~2月10日」の往復航空券を買いました。

じゃあちょうど一か月だから30日ビザでいいかと思って申請し、きちんとビザを取ってから遊びに来たんですが、、、、

こっちに来てその話を聞いてから気づきました。

え、、、その計算だと30日超えてない?

ちょっと焦りつつも落ち着いて滞在期間を計算するとなんと32日間だったんです。

え~~~~!ってなりました。

確かに1月は31日まであるし、ビザはあくまでも1か月じゃなくて30日ということを忘れちゃったんですね。

これ帰るとき不法滞在やん。っていうかこの航空券で30日ビザ獲れちゃったの?とダブルのびっくりが発生。

だってビザ申請には航空券の写しが必要なのでビザ申請するときに大使館にも伝わるはずですよね。

今でも謎は未解決のままです。

そしてその後、Nくんは慌てて航空会社に掛け合って帰りの航空券の日にちをずらしてもらおうとしたんですが、買った航空券が格安のもので変更不可だったので無理とのこと。

泣く泣く帰りの切符を買いなおす羽目になりました。

ビザを取る前にきちんと聞いてあげればと思ったんですが、まさかの勘違いですよね。

これはほんとに実際にあった話です。今ではビザ申請の時にきちんと確認してくれるはずですが、万が一もありますので、滞在期間をきちんと計算してビザを選ぶようにしてください。

中国ビザの申請方法

ビザの申請方法は大きく分けて2つのステップがあります。

①資料を準備する

②申請する

です。ひとつづつ解説します。

ステップ1:ビザに必要な資料を準備する

出典:タダピク

中国の観光ビザに必要な書類は基本的に決まっていて、次の3つです。

①パスポート原本、パスポートの顔写真入りのページのカラーコピー1部

②写真をはったビザ申請表1部(申請書はココからダウンロードできます)

③ビザ申請人の航空チケット、ホテル予約表

です。

ビザ資料を準備するときの注意点

注意点は2つあります。

1つ目:ビザ申請書に貼る写真。

この写真は6か月以内に撮ったもの、正面、カラー(明るい色の背景)、無帽、パスポート用写真(48mm×33mm)である必要があります。

特に大きさを間違える人が多いので注意が必要です。

よくホームセンターなんかにある自動の写真機だとちょうどいい大きさがないことがあります。そんな時は同じくらいの大きさのものを撮っておいて、後でハサミで切って大きさを調節しましょう。

2つ目:航空チケットとホテルの予約。

ビザを申請する段階になっても旅行の日程がまだはっきり決まってないから、航空チケットやホテルの予約はまだしてない!ということがよくあります。

そういう時はどうしたらいいのか。

キャンセル無料の航空券やホテルのお部屋ををとりあえず予約しちゃいましょう。

そう、だいたい自分の予定している日付に合った航空券をとりあえず予約しておけばいいのです。

クレジットカード払いにしておけばすぐにお金が出ていくこともないですし、ビザの申請が完了したら、キャンセル料が発生する前にキャンセルすれば損にはなりません。

そのあときちんと予定に合った予約をしてください。

ビザ申請のためだけにホテルや航空券を予約するなんて大丈夫かな?と感じるかもしれませんが、旅行の予定が突然変更になることはよくあるものです。

それにあとで詳しく調べられることはほぼありません。

これらの点に注意して必要な書類を準備しましょう。もう一回必要書類を書いておきます。

①パスポート原本、パスポートの顔写真入りのページのカラーコピー1部

②写真をはったビザ申請表1部(申請書はココからダウンロードできます)

③ビザ申請人の航空チケット、ホテル予約表

準備が終わったら申請するステップに移りましょう。

ステップ2:ビザを申請する

ビザを申請する方法も2種類あります。

①ビザ代行会社に頼む

②自分でビザ申請センター・総領事館に持っていって申請する

です。

それぞれにメリットとデメリットがあるのであげておきます。

ビザ申請の2つの方法。メリットとデメリットは?

「①ビザ代行会社に頼む」
メリット
・すべての手続きを郵送で終わらせることができる。
・書類の書き方などで困った時に、メールや電話で教えてもらえる。

デメリット
・代行会社を利用するので料金が少し高い

「②ビザの申請センターに提出する」
メリット
・料金が安い

デメリット
・申請センターは日本全国にあまりないので遠いことが多い
・申請の時とビザ受け取りの時の2かいも足を運ばないといけない。

ちなみに私のおすすめは「①ビザ代行会社に頼む」です。

上にも書いた通りすべての手続きを郵送で終わらせることができるのでとても楽です。料金は少し高くなりますが、ビザ申請センターが家の近所にあるという方以外の方は価値があると思いますよ。

ちなみに30日ビザの申請料金を比較すると

「ドングリツアー」という代行会社は14000円

「ビザ申請センター」は8300円

でした。その差は5700円です。この差をどうみるかは人それぞれだと思いますので、ご自分の状況に応じて選んでください。

科学が発達した現代ですが、意外にもメールなどの電子的な方法で申請する方法はありません。なぜなら、ビザはあなたのパスポートに直接印刷しないといけないから。パスポートを資料と一緒に提出する必要があるんですね。

では引き続き中国ビザの申請方法を

「①ビザ代行会社を使う」

「②ビザ申請センターに自分で行く」

の順で、具体的にご説明していきます。

①ビザ代行会社を使ってビザを申し込む方法

ビザ代行会社はたくさんありますが、私が使ったことのある「ドングリツアー」という代行会社の例でご紹介します。

「ドングリツアー」での申請手順は次の5ステップです。

①申し込みフォームを送信する。

②申請書類の案内メールが来る。

③パスポート+申請書類を「レターパック510、書留郵便、宅急便」で送る。

④「ドングリツアー」に書類が届いたら「ご請求と返却日」の連絡が来る。

⑤指定された口座にお金を振り込む

⑥ビザ取得済みパスポートが「ヤマト宅急便」か「書留郵便」の手渡し便で送られてくる。

です。

申し込みフォームはこんな感じ。

必要事項を記入したら確認を押して、「ドングリツアー」に送信してください。

後は上の手順に向かって進めていくだけですね。特に難しいことはないと思います。

代行会社に頼めむと、申請書の書き方などで困った時に相談できるのが結構助かります。中国ビザ申請書は4ページもあって書くことが結構あります。

そんな時は「問い合わせフォーム」から質問すれば、登録してあるメールアドレスあてに回答が帰ってきますし、電話でも直接聞くこともできますよ。

「ドングリツアー」の人はとても親切に教えてくれるので、安心してください。

申請書と必要な書類を一緒に送って、お金を振り込んだら、あとはビザが届くのを待つだけです。

ビザ代行会社はいろいろありますが、「ドングリツアー」が対応が親切で申請方法がシンプルでおすすめです。

ドングリツアーはこちらから

②ビザの申請センターに自分で申請に行く。

ビザ申請センターに自分で申請にいく方法は次の3つのステップです。

1.必要な書類を用意する

2.ビザ申請センターで手続きする

3.受領書に書いてある受け取り予定日以降にビザを取りに行く

1つずつ見ていきましょう。

1.必要な書類を用意する

必要な書類を準備しましょう。書類は上でも書きましたがこんな感じです。

①パスポート原本、パスポートの顔写真入りのページのカラーコピー1部

②写真をはったビザ申請表1部(申請書はココからダウンロードできます)

③ビザ申請人の航空チケット、ホテル予約表

これが準備できたら、ビザ申請センターに行きましょう。

2.ビザ申請センターか総領事館で手続きする

日本にいればどの申請センター・領事館に行ってもいいわけではなく、管轄の場所がそれぞれありますので注意してください。

管轄区域分けはこんな感じです。

施設名 管轄区
東京ビザ申請センター 東京都。神奈川県、千葉県、埼玉県、長野県、山梨県

、静岡県、群馬県、栃木県、茨木県

大阪ビザ申請センター 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県、愛媛県、高知県、徳島県、香川県、広島県、島根県、岡山県、鳥取県
名古屋ビザ申請センター 愛知県、岐阜県、福井県、富山県、石川県、三重県
中国駐福岡総領事館 福岡県、佐賀県、大分県、熊本県、鹿児島県、宮崎県、沖縄県、山口県
中国駐札幌総領事館 北海道、青森県、秋田県、岩手県
中国駐長崎総領事館 長崎県
中国駐新潟総領事館 新潟県、福島県、山形県、宮城県

それぞれ自分の住所があるビザ申請センター・総領事館に行ってビザを申請してください。

それぞれのビザ申請センター・総領事館の公式サイトへのリンクを張っていますのでここから営業時間や場所などを調べるときにどうぞ↓

東京と名古屋のビザ申請センターはこちら
大阪府ビザ申請センターはこちら
中国駐福岡総領事館はこちら、場所はこちら
中国駐札幌総領事館はこちら
中国駐長崎総領事館の業務時間はこちら、場所はこちら
中国駐新潟総領事館は、こちら

では、ビザ申請センターに行ったら何をすればいいのでしょうか?

①番号発券機で番号札を取って待ちます。

②番号が呼ばれたら、窓口で申請を提出します。

③申請が受理されると、スタッフから受領証が渡されます。受領証には、申請情報と予定受取日が書かれています。

④受領証の情報を確認して間違いがないか確認する

これで終了です。申請が終わったら、予定受取日以降にビザを取りにいきましょう。

3.ビザを取りにいく

ビザを取りにビザ申請センター・総領事館に着いたらどうすればいいのでしょうか?

申請の時とよく似ていますが紹介します。

①番号発券機で番号札を取って待ちます。

②番号が呼ばれたら、「支払い窓口」で受領証を出して料金を払います。するとスタッフが領収書と受領証をくれます。

③受領証と領収書をもって「受け取り窓口」に行ってパスポートを受け取ります。
※支払い窓口と受取窓口は大体同じか隣あった窓口なので、すぐに受け取れるようです。

④ビザに書いてある情報に間違いがないかチェックする

何もなければこれで終了です。お疲れさまでした。

ビザ申請時によくある質問

ビザ申請センターで申請する際によく寄せられる質問をかみ砕いて簡単にご紹介します。

Q:必ず自分自身でビザ申請センターに申請を提出しなければなりませんか?

A:自分でもいいし、代行を依頼してもいいです。

Q:どのくらい前に申請を提出するべきですか?

A:1ヶ月前にはビザを申請するのがおすすめ。3ヶ月前より早くしちゃダメ。

Q:申請の提出は事前に予約しなければなりませんか?

A:オンラインで予約すると待ち時間が短縮できるのでおすすめです。オンライン予約はここからどうぞ。

Q、ビザの申請情況を確認することができますか?

A:24時間いつでもできます。申請情況をしらべるならココから検索ページに入ってください。

Q:料金は申請を提出するときに支払うのですか?

料金はパスポートを受け取るときに払います。

Q:すでに提出した申請を取り消すことはできますか?

できません。ビザ料金と手数料は支払わないといけません。。

中国ビザを取るのがめんどくさい人におすすめの裏技

ビザを取る方法を長々と説明してきましたが、いかがでしたか?

めんどくさそ~って思った方も多いと思います。

でも15日以上中国に滞在する予定だしビザは取らないといけないのかな~、、、

なんて思っている人にはおすすめの裏技があるんです。

それは

中国旅行の途中で「マカオ」か「香港」に立ち寄る

という方法です。

知っている方もいると思いますが、マカオと香港は中国に隣接している独立行政特区。入るときには入国手続きが必要で海外に行ったことになります。

出典:タダピク

なので中国滞在が15日を超える前にどちらかに行ってから中国に戻ってこれば、またさらに14日滞在できる!ということなんですよ。

これ、意外に知らない人が多いんですが、深圳や広州に住んでいる人はこの手を使っている人も結構います。

マカオや香港もとっても魅力的な街なので、行く価値はありますし、ものすごく簡単に行けますのでとってもおすすめ。

鉄道移動する人だったら、マカオは広州の近くの「珠海」という駅から、香港は深圳の「羅湖」駅から歩いていけますよ。

まとめ

いかがでしたか?

中国旅行でビザが必要なのかを調べる方法。

ビザのとり方

ビザをとるのがめんどくさい人におすすめの裏技

をご紹介しました。

これであなたも不法滞在になったらどうしよう?という不安から解放されて思いっきり中国旅行を楽しめるのではないでしょうか?

そんな旅行のお手伝いが少しでも出来たら幸いです。

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