日本でも話題!少数民族が作る牛肉スープの蘭州ラーメンを食べてきました。

IMG_6493.JPG
エリア 朝阳门  おすすめ度 ★★★★☆

今日は久々にラーメンが食べたくなってやってきた。

IMG_6488.JPG

中国のラーメン専門店「中国华隆牛肉面」。

「清真(ちんじぇん)」という表記はイスラム教的に合法ですよ、という証。中国の少数民族、回族がやるラーメンのお店だ。

西安では、「兰州拉面(らんじょうらーみえん)」というチェーン店がいたるところにあって、手軽にラーメンが食べられる。

<スポンサーリンク>



メニューはこんな感じ。

IMG_6492.JPG

種類は豊富だ。麺類だけでもいっぱい種類がある。裏を見ると牛や羊を使った料理がある。

IMG_6491.JPG
IMG_6490.JPG

骨付き羊肉をこんがり焼いたのとか、色鮮やかな料理がいっぱいで目が引かれてしまうけど、今日はとりあえず麺を食べに来たから,まよわず牛肉ラーメンを注文。

メニューを見ると分るが、このラーメン一杯小盛りで7元(約120円)。小盛りと言っても全然小さくない。これがふつうのサイズで、大は本当に大きいから食べきれないほどだ。ラーメン一杯120円って日本ではありえない。このお得感が魅力。

そして、この麺屋さんの特徴は、すべてその場で手打ちだというところ。注文が入ると、中で麺の延ばし作業が始まる。この引っ張る動作を中国語で「拉(らー)」というから拉麺なのだ。
伸ばしては束ね、伸ばしては束ね、見る見るうちに面が極細になっていく。なかなかおもしろい。

厨房の中は丸見えなので、見たければこの麺伸ばしショーをじっくり見ることができる。日本ではなかなか見ることのできないエンターテイメントだ。もしあったとしたら絶対にうけるだろうなー。

ものの一分もしないうちに伸ばし終わり、麺が沸騰したお湯の中に投入された。2,3分ほど待つと麺が到着。注文してからトータル5分ほどで出てきた。早い。

IMG_6493.JPG

えっ

これがラーメン?

本場の?

目を疑った人もいるだろうか?
そう、これが正真正銘の本場中国のラーメンである。
なんか地味、、、
と思ったのはあなただけではない。私も初めて見た時はちょっとショックだった。しかし、本物というものはシンプルなのだ。

具材は大根の薄切りに牛肉のスライス、ネギとパクチー。以上。
日本のラーメンと比べると確かに少々地味ではあるが、とりあえず食べよう。今は腹がすいている。

いただきます。

まずはスープから。ズルズル。

うん、牛肉のうまみが溶け込んだスープ。見た目よりもあっさりしていてさらさらイケる。独特の臭みもネギとパクチーのダブル薬味が程よく調和してくれている。

IMG_6503.JPG

牛肉のスライスも一口。日本のような「柔らかとろけるチャーシュー」というイメージは捨てて臨んだ方がいい。歯ごたえはしっかり。噛めば噛むほどうまみがじわじわと出てくる。ジャーキーのような感じ。

それでは主役の麺をいただきましょう。

IMG_6495.JPG

ズルズル

うん、うまい。こねたて、伸ばしたての麺はふんわり小麦が香る。コシがあって歯ごたえも心地よい。

味に慣れてきたら、ちょっと変化をつける。辛いのがすきなので、油泼辣子(ようぽーらーず)を入れる。これは唐辛子の粉を熱した油でジュッとやったやつである。辛さと香りが増して麺とはすごく相性がいい。

IMG_6506.JPG

辛さにも慣れてきたら、お次は酢を入れる。こちらの酢は黒いのが一般的だ。香酢(しゃんつー)とか呼ばれているが、独特の香りが特徴だ。これが慣れてくるとけっこう癖になる。

IMG_6505.JPG

私は麺が中盤に差し掛かるとこの酢を結構いれてしまう。スープがまろやかになり香りが増して、また新鮮な気持ちで麺と向き合える。
シンプルだからこそ、微妙な味の違いを楽しめるのだろう。

ズルズル、ゴクゴク、フ――――幸せ。

ごちそうさまでした。

130円でリーズナブルにおなか一杯にさせていただいた。西安の物価の安さに感謝する瞬間である。

こんなハッピーな日々はこれからも

つづく

店舗情報
「中国华隆拉面」
住所:新城区环城东路永乐路西口
アクセス:地下鉄朝阳门(ちゃおやんめん)駅B出口を出て徒歩3分

関連記事

関連記事


↓ポチっと応援くれるとまた頑張れます
にほんブログ村 旅行ブログ 中国旅行(チャイナ)へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする