【西安グルメ】世界ふしぎ発見!で紹介された麺屋さんに行ってきた。「あれ、なんか違う、、」

「世界ふしぎ発見!」の映画「空海」特集で西安の観光スポット&グルメが紹介されました。
14の観光スポットと2つのレストランが紹介されたんですが、その中にこのぺキチンがまだ行ったことがない麺屋さんが出てきたんです。
(個人的に超悔し-!)

それは「巷子深面」という名前の麺屋さん。

あんなに麺の上に具材がいっぱい乗ってる麺屋なんて珍しいし、人気の店らしい。そして何よりミステリーハンターのお姉さんがおいしそうに食べいてた。。。

これは行ってみるしかない!

ということで探して行ってきました。

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目次

まずはお店探し

まずは「巷子深面」ってどこにあるの?ってとこから始まります。

そこで中国の地図アプリで見てみるとこんな場所にありました。

西安の中心ベルタワーから西の方に行った城壁西門(安定門)の近くで、メインの通り(西大街)からはちょっと奥まったとこにあるようです。なんでこんなとこ紹介されたんだろう、、、というのが素朴な疑問。

まあ細かいことは気にせずとにかく行ってみよう、ということで探してみたら地図通りにありました。

ぼろーい昔ながらの建物の一階にありました。

へー、こんなとこにあったら、そりゃあわざわざ入らないわ。外国人の観光客とかもあんまり来なさそう。穴場のレストランですね。

建物はぼろいですが、店構えはけっこう新しそうですね。まだ開店してあまり時間がたってなさそう。店名の左にある緑の「清真」のマークはイスラム教的にOKですよという事のしるしで、基本的にはお酒と豚肉はありません。

回族という少数民族の多い西安ではこのマークの付いたお店をよく見かけます。最近日本でも流行っている「蘭州ラーメン」もこの回族がやっていますし、西安の有名な観光スポットの一つ「回族街(イスラム街)」はこういうお店ばっかりです。

では中に入ってみましょう。

お店の様子

お店の中はこんな感じです。

あれ、けっこうがらんとしてる。
人気のお店だと聞いてきたからもっと行列くらいで来てると思ったのに。
と思ったのでですが、時計を見ると今はすでに午後2時半。ランチタイムはほぼ終了したんですね。(後で知ったんですが、ここは午後3時までしかやっていないお店なのでぎりぎりセーフでした。)

入ってすぐ左の緑のところが注文を受け付けるカウンターだと思うんですが、もうすでに店員さんはおらず。
え、どこで注文するの?と迷っていると、奥の方から「何を食べるんだ?」という声が。
ああ、普通にお客のようにご飯を食べていた人は、この店の店員さんだったんですね。(こっちではそういう接客態度はとてもフランクです)

店はご家族でやっているようで、奥さんと娘さん、奥の方に麺をゆでている旦那さんの姿がありました。

世界ふしぎ発見!でも出てきたあの大将?


と思って見比べてみると、なんかちょっと若そう。
服装もテレビの時はきちんと麺職人!的な格好な人ですが、この人はとてもラフな格好。ズボンによれよれのTシャツを着た普通のおっさんでした。
なんか違う。

テレビに出ていたのはこの店の本当の大将で今日いるのは息子さんかもしれませんね。
大将の職人気質を見習ってほしいところです。

メニュー

メニューはとてもシンプル。

麺は「鳥肉麺」と「牛肉麺」の2種類だけです。それの大小を選ぶことができます。
サイドメニューにフライドチキンや牛肉団子が選べますね。ちょっと気になる。

今回は世界ふしぎ発見!で出てきた「鶏肉面」の小盛りを注文。

西安で大盛を頼むとほんとにでかくて食べきれないほどの量がある店が多いので、今日はちょっとビビッて小盛りにしました。

さてさて、どんな麺が来るか楽しみですね。

麺を食べる下準備

麺を待つ間に麺を食べる準備をしておきます。

まずは「面汤(ミエンタン)」で胃袋を整えます。いわゆる「麺のゆで汁」ですね。中国の麺屋さんには大体この面汤がお冷のかわりにでてきたり、セルフサービスで飲めるようになっています。

「巷子深面」はセルフサービスでした。こんな風にやかんの中に入っているので、下にあるお椀に入れます。
(このお椀がたまに汚いのがあるので注意((+_+)))

この麺のゆで汁を飲むことで、胃袋に面がこれから行くぞ~という合図をして準備させるとともに、麺のおいしさがどれくらいのものかを測ることができます。
麺がおいしいところはゆで汁もおいしい、という訳。

といことで一口いただきます。ごくり。
うん、これは期待できそう。

ではもう一つの準備に取り掛かりましょう。それは麺と一緒に食べるニンニクの準備です。

西安では、麺をすするときに生のニンニクを一緒に食べる習慣があります。
まずは胃袋の殺菌効果があると言われているから。
そしてなによりニンニクの香りを感じながら食べる麺は最高においしいから!

ということで入り口のカウンターに山のように置いてあるニンニクの中から新しそうなのを選んで、皮をむきます。
(お店によっては各テーブルに置いてあるところもあります。)

ニンニクの皮むきが終わったら麺を食べる準備完了!

あとは麺が来るのを待つのみですね。

麺がやってきた!あれ、なんか違う、、、

待つこと5分ほど。ついに麺がやってきました!

おお~待ってました!

ドン!

ん?

これ?

麺だけ?




なんか思ってたのと違うの来た~!

と千鳥みたいな声が出そうになりましたが、何とかこらえました。

いや、テレビで出てきたのって、こう

麺の上に山のように鶏肉や野菜が乗っているやつでしたよ。

世界ふしぎ発見!の麺

いま来た麺

現実はこんなもん!?

と夢を打ち砕かれた高校球児のような気分を味わいました。

まあでも味はもしかしたらおいしいかもしれない、と箸を麺に入れたその瞬間!

なにぃ!?麺の下から鶏肉が!
こんなところにたっぷり隠れていたではありませんか!
一気に幸せモードです。

落とされた後にぐわーっと上昇気流で天まで行く感じ。
これがお店の店主の狙いだとしたら、粋なことやってくれますね~。

では気分がハイになったところで麺をいただきます!

まずは面をしっかりまぜまぜして、味を均等に振り分けます。

しっかり混ざったところで
では、いただきます!

パクッ、ズルズルッ
モグモグ、モグモグ

醤油と香り高い中国独特のお酢に唐辛子のピリリとした辛さがほんのり。そして何やらサクサクとした食感もある。
そして麺はテレビで言っていたようにすごいコシがあるんだけど、顎がつかれるほどではない絶妙な湯で加減です。
小麦の香りもふんわりして、こだわりの手打ち面であることを感じます。

うん、これはうまい!

そして今まで食べた西安の麺とまた違うオリジナリティーにあふれています。

いいですね~

テレビで紹介されただけで味は実際どうなんだろうな~とちょっと疑ってた自分がいましたが
これはおいしいです。

この鶏肉。ジューシーでおいしいです。

ただただ小さく切って入っているのかと思いきや、フライドチキンを細かく切って入れいている感じ。
さっきのサクサクっとした食感はこのチキンの衣だったんですね。
日本でもうどんにトッピングで天かすを入れたりするけど、あんな感じかと思います。

モチモチシコシコ食感の麺の合間にサクサクの衣、おいしくないわけがない。

世界ふしぎ発見でミステリーハンターのお姉さんが言っていたもう一つの感想は、麺が長い!ということでした。

ほんと長そうです。

ということでどれくらい長いか試してみると、、、

おお~、長い!
本当に長いです!

これは一口ではさすがにパクリとはいきませんね。麺の長さは寿命の長さに通じるものがあるらしく、中国人は長ーい麺が大好きです。

では、この麺本来の味を楽しんだところで、西安の麵屋恒例のニンニクタイムです。

では、ニンニクを一かじり カリッと

そのあとに麺をズルズル、モグモグ

うん、ふわ~と口いっぱいに広がるかぐわしいニンニクの香りとおいしい麺がコラボレーション。これはおいしさ2倍増し!さすがニンニク様様です。麺の味を引き立ててくれますよ。

ニンニクをかじりだしたら食べるスピードが一気に加速!
あっという間に完食してしまいました。
ごろごろ入った野菜と鶏肉も平らげて、ごちそうさまでした!

ふ~、食った食った。幸せです。

でも、今回は麺の量が多すぎることを恐れて小盛りを頼んだせいか、まだお腹がちょっと入りそう。

なので、厨房の入り口に並べてあって最初から気になっていたフライドチキンを追加で頼みました。
そして揚げ物には炭酸ジュースがよく合う、ということでこの地域でよく飲まれているオレンジの炭酸ジュース「冰峰(ビンフォン)」を一つ注文。

これで完璧なお昼ご飯です。

特製フライドチキンと炭酸オレンジジュース

フライドチキンは頼むとその場で食べやすい大きさに切って、お皿に入れてくれます。
もしそのままガブリと行きたい人は切らないで!とも言えると思います。

注文したらすぐにやってきました。

「巷子深面」特製フライドチキン!

そして西安セットの一つとされているオレンジ炭酸ジュース「冰峰(ビンフォン)」


では早速フライドチキンからいただきます。

おお~カリッと揚がってジューシーな感じ。パクリ。

うん、お肉は柔らかい!
そして味はシンプルに塩味のみでほど良い塩加減です。
西安のチキンってやたらと化学調味料のような味付けをしてあるところが多いけど、これはシンプルでおいしい!(まあ、化学調味料もあれはあれでおいしいですけどね。)

そしてこちらのビンフォンをゴクゴクゴク、プハ―――!最高!
フライドチキンだから青島ビールがほしくなるとこだけど、このビンフォンも最高。やっぱりよく合います。

塩味にちょっと飽きてきたので、先ほどの麺のたれにドロップイン!

うん、これはこれで味の変化が楽しめておいしいです。

衣はぶ厚めなのに、あまりくどくどしない感じでぺろりと平らげてしまいました。

ふ~満腹です。幸せ幸せ。

まとめ・店舗情報

いかがでしたか?

世界ふしぎ発見!に出てきた西安の麺屋さんに行ってきました。

西安でたくさんの麺を食べてきましたが、一度も出会ったことのない麺に出会うことができました。

みなさんも西安に来た時にはぜひ、一度食べに行ってください。私ぺキチンは個人的に超お勧めです!

「巷子深面」店舗情報
総業1984年の回族の家族が経営する麺屋さんです。
住所:西安莲湖区东举院巷120号(近儿童公园)
営業時間:11:00-15:00
(「営業時間4時間だけの麺屋!」とネットでも紹介されてました。http://blog.sina.com.cn/s/blog_14a42d6940102x34h.html)
アクセス:バス停「西門」から徒歩10分ほど

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